本日、埼玉県熊谷市で日本史上最高気温41.1℃を記録した。
先週は、岐阜県多治見市で40.7℃を記録し、40℃以上を記録したのは5年ぶりとなる。
また、日本各地で猛暑日(35℃以上)を記録している。
この暑さ、一体いつまで続くのでしょうか?
気象庁の見解
本日、気象庁は、緊急記者会見を開き、今年の記録的暑さを「1つの災害」と認識している。
そして、「気温の高い状態は8月上旬まで続く見込みで、熱中症で命を落とす危険性がある」として、十分注意を呼びかけている。
また、「長期的に見ると、地球温暖化の影響が表れてきている」と説明している。
この暑さ、おさまることなく、さらに続くのだろうか?
2年後、大丈夫???
ちょうど2年後、東京五輪が開幕するが、はたして大丈夫なのか?
この猛暑の状況下、選手のコンデイション調整や競技中のパフォーマンスへの影響が懸念される。
また、五輪期間中、多くの外国人が訪れることもあり、熱中症対策が非常に重要となる。
屋外競技では、競技開始時間を早めるよう、大会組織委員会が動いているそうである。
その中で、マラソン(男子:8月9日、女子:8月2日)は、スタート時間が7時30分から7時に変更となった。
ただ、ゴールする9時30分頃でも30℃を超えることは予想されるので、暑さ対策は重要である。
また、時間変更だけでなく、道路の暑熱対策も重要である。
これについて、遮熱性舗装や保水性舗装等を検討中である。
今後、選手が安全に競技が行うことができるかどうか、また数多くの外国人の暑さ対策が万全であるかどうか、が五輪の成否をにぎることになる。
あと2年。課題は山済みであるか、開幕までに万全な準備をし、2度目の五輪を迎えたい。
日本以外の気象状況
暑いのは、日本だけではない。
世界気象機関は、「北半球で異常な高温や豪雨、干ばつが起きるなど、異常気象が起きている」と、警鐘を鳴らした。
<異常な高温>
中東 オマーン 最低気温42.6℃(6月28日)
アフリカ アルジェリア 最高気温51.3℃(7月5日)
アフリカ モロッコ 最高気温43.4℃(7月3日)
何故、北半球では、各地で猛暑に見舞われるのか?
東京大学の中村尚教授によると、
「北半球では、上空を流れる偏西風が北へとずれ、蛇行した状態が春から続いていた。
その蛇行した偏西風の南側に、暖かい高気圧が入り込むことで、気温が上昇。
さらに、偏西風の影響で、高気圧が同じ場所にとどまりやすい状態となっている。」
と話した。(FNN.jpより)
最後に
地球の温暖化は進んでおり、世界各地での猛暑はその影響を受けていることが考えられる。
この危険な暑さ、当面続くが、熱中症に関しては、生死に関わることであり、対策が重要である。
屋内屋外問わず、暑い日は無理をせず、日頃からこまめな水分補給・塩分補給はもちろんのこと、規則正しい生活(睡眠時間確保)を送れるよう、気をつけていきたい。