新型コロナウイルス感染拡大防止を受け、全国に出された「緊急事態宣言」。
今回の5月連休は、外出自粛を強いられる形となった。
運動不足やストレスが懸念される中、アウトドアの活動は、本当に自粛するべきなのだろうか?
3密とは
3つの密を避けること
①換気の悪い「密閉空間」
②多数が集まる「密集場所」
③間近で会話や発生をする「密接場面」
厚生労働省では、この3つの条件がそろう場所が、クラスター(集団)発生のリスクが高い、と呼び掛けている。
たとえ屋外であっても、「密集」「密接」には要注意である。
アウトドアの活動は控えるべきか?
アウトドアの活動といっても、様々であるか、3密のうち、「密集」「密接」に気をつければ、問題ないのではないかと思われる。
ランニングに関して、多数集まる市民マラソン大会の中止が相次ぐ中、個人でストレス解消の為に走る人は良く見かける。
ただ、飛沫には最新の注意を払うべきである。
マラソン愛好家としても知られる京都大学iPS細胞研究所所長の山中伸弥教授は、
「新型コロナウイルスは、感染しても多くの人に症状が出ません。感染してもジョギングするくらいの人はたくさんいます。走って大きな息をしますと、もしかすると周りにウイルスをまき散らしているかもしれません。咳やくしゃみと同じような状況です。周囲へのエチケットとして、走る時もマスクをつけましょう」
と呼びかけている。
やはり屋外といえども、場所によっては人が多くいる所もあるので、周囲の人への配慮は欠かさないことが重要である。
また、キャンプや登山に関しても、密閉空間でないオープンエリアでの活動ではあるとはいうものの、現地での「密集」や「密接」は避けられない。
他者との濃厚接触の場面は限られるというものの、現地へ向かう道中での休憩場所の駐車場等の人が多く集まる場所での注意は必要である。
さらに、キャンプ場などでは、正しく手洗いできる環境があるかどうか、非常に重要である。
様々なことを考えると、アウトドアの活動は自粛することが望ましいが、事前に「密集」「密接」に対する備えができていれば(マスク着用、人ごみに近づかない等)、活動するのは良いことではないかと、私自身は思う。
まとめ
アウトドア好きの方にとって、この時期は辛いかと思う。
私自身もアウトドア派で、外に出て体を動かしたり、自然と触れたりすることにより、日頃のストレスを解消している。
ただ、非常事態宣言が出されたことにより、我々一人一人は「感染を拡大させない」責務を担うことになった。
人それぞれ、日々のストレス解消方法は色々あるとは思うが、この「感染を拡大させない」という目標に意識を向け、この事態を1日も早く収束してくれることを心より願っております。
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