新型コロナウイルス感染拡大防止を受け、全国に出された緊急事態宣言が、5月31日まで延長となった。
海外旅行どころか、国内の他の都道府県への移動まで自粛となった今日この頃。
コロナ感染の収束が見えない最中、旅行の需要は今後どうなっていくのか?
また、旅行再開のタイミングはいつ頃なのか?
コロナ収束後の旅行の需要について
収束後の旅行需要について、結論から言うと、仮に新型コロナウイルス感染が収束したとしても、収束前の状態に戻るのは難しいと考えられる。
なぜなら、旅行者は安全な行動を選択するからである。
ここで言う、安全な行動とは、以下のとおりである。
①大勢の人が集まる場所に行かない。(観光客が集まる場所等)
②屋内の密閉空間は極力避ける。(繁華街の飲食店)
③(万一の場合に備え)医療機関が少ない国・地域は避ける
感染リスクを抑えるには、直行便で移動できる国、現地でタクシー・レンタカー等で移動できる地域、が望ましい。
要するに、移動中の感染リスクを最小限に抑えることが重要である。
行き先は限定されるが、それでも旅好きな方にとって、異国人との接触は極力避け、異文化との出会いには魅了したいだろう。
一刻も早い収束を望みたいところだが、こればかりは、時間の問題である。
旅行再開のタイミングは?
トリップアドバイザーは、メディア説明会を実施し、新型コロナウイルス対策で拡充した機能や今後の取り組みについて発表した。
また、インバウンドレポートについて説明した。
(以下、トラベルボイス 観光産業ニュースより引用)
日本人旅行者を対象とした調査で、国内旅行再開時期について「1年以上先」と答えたのが39%であるのに対し、海外旅行では87%と大部分を占めた。
海外での感染リスクを考えての結果ではあるが、「移動」という視点で考えると、国内・海外問わず、油断はできない。
まとめ
旅とは、未知なる世界との出会い、未知なる風景との出会い、未知なる人との出会いであり、自分自身の人生観を広げる上で非常に重要である。
また、訪問先でのビジネスの活性化にもつながる可能性もある。
確かに、これだけコロナ感染者が増えているこの時期、感染拡大を防止する責務は我々1人1人にある。
ただし、旅自体を自粛するのと、自分自身の人生観を狭めてしまうのとは、意味が違う。
収束の兆しが見えてこないこの時期、自分自身の人生観を狭めることなく、いつでも行動に移せる様、準備をしておくことは重要である。
(自粛についての参考記事)
https://nomado-mori.com/930.html