サッカーの元スペイン代表で、7月にJリーグのサガン鳥栖に加入したFWフェルナンドトーレス選手。
8月15日にアウェーで川崎フロンターレと対戦し、川崎に圧倒されながらも、GK権田修一の好セーブもあり、鳥栖はスコアレスドローで勝ち点1を獲得。
Jリーグ加入後、初のフル出場を果たしたトーレス選手は、この試合は6試合目で、ゴールはまだ生まれていない。
フェルナンド・トーレス選手について
本名 フェルナンド・ホセ・トーレス・サンス
国籍 スペイン
生年月日 1984年3月20日
所属クラブ 2001年~2007年 アトレティコ・マドリード
2007年~2011年 リバプール
2011年~2014年 チェルシー
2014年 ミラン
2015年~2018年 アトレティコ・マドリード
2018年~ サガン鳥栖
ポジション FW
身長 186cm
体重 78kg
これまで、スペイン、イングランド、イタリアの3か国のクラブでプレー。
スペイン代表でも、主力として活躍し、2006年のドイツ大会、2010年の南アフリカ大会、2014年のブラジル大会とFIFAワールドカップに3度出場。
南アフリカ大会では母国初となるW杯制覇を経験。
スペイン代表として、通算110試合に出場して38ゴールを記録している。
2018年7月15日、サガン鳥栖に入団。
同22日、ベガルタ仙台戦(ホーム)でJリーグデビューを果たした。
サガン鳥栖は浮上できるのか?
トーレス選手加入前、サガン鳥栖は、J1リーグ第15節を終えて3勝4分け8敗の勝ち点「13」で17位。
降格圏に低迷している鳥栖に、W杯優勝を経験している大物ストライカーが加わった。
鳥栖のFWといえば、日本代表にも選出されたことのある、豊田陽平であり、高さと強さを持っている。
これまで、DFやMFからの精度良いクロスに対し、豊田は相手DFに負けることなくゴールを量産してきた。
一方、トーレス選手は、相手DFとの駆け引きの中から自分のプレーエリアを確保し、ゴールを量産するタイプの選手である。
その為に、いかに周りの選手と連携し、彼がゴールに向かってボール保持できるのか、が重要である。
トーレス選手のこれまでの実績は申し分ない。
ただ、新たなチームに加わって間もない時期ということもあり、「周りの選手との連携」という点が今後のカギとなりそうである。
試合後のインタビューを聞いていても、自身がゴール決めることよりも、チームに貢献できたかどうかを重視している節が感じられる。
トーレス選手加入により、サガン鳥栖浮上のきっかけがつかめるかどうか・・・
まとめ
どんなにすぐれた実績を持った選手であっても、シーズン途中での移籍は難しい。
シーズン前の移籍であれば、シーズン前のキャンプ・合宿等で、長時間チームでまとまった活動期間があり、個々の選手の特徴やチーム戦術等、確認できる時間は十分にある。
しかし、シーズン途中の移籍となれば、それらの確認する時間が十分とれないまま、本番の試合を迎える。
サッカーは1人でできるものではない。
選手個々の持っている能力を活かしつつ、他の選手の特徴を把握した上で、連携を深めていこことが重要である。
トーレス選手には、試合を通して、「周りの選手との連携」を深めていってもらい、自身のJリーグゴール、またサガン鳥栖のJ1残留に貢献していってもらいたい。