8月18日、インドネシアでアジア大会が開幕した。
今大会には、アジア・オリンピック評議会(OCA)に加盟する45の国・地域から、約11,500人の選手が参加し、9月2日まで計40競技465種目が行われる。
日本からは、今大会に、男子408人、女子354人、計762人の選手を派遣している。
このアジア大会は、「アジア地区のオリンピック」の位置づけで、16日間の様々な熱戦が、インドネシアで繰り広げられる。
また、日本にとって、2年後の東京五輪に向け、競技・運営面において「前哨戦」と位置づけられ、本大会での教訓を糧にし、東京五輪へ向けた準備が進められることになるかと思われる。
歴代のアジア大会について
(Wikipediaより)
回 | 日期 | 開催都市 | 開催国 | 参加国及び地域 | 参加選手数 | 競技数 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1951年3月4日〜11日 | ニューデリー | インド | 11 | 489 | 6 |
2 | 1954年5月1日〜9日 | マニラ | フィリピン | 18 | 1241 | 8 |
3 | 1958年5月24日〜6月1日 | 東京 | 日本 | 20 | 1692 | 13 |
4 | 1962年8月24日〜9月4日 | ジャカルタ | インドネシア | 17 | 1527 | 14 |
5 | 1966年12月9日〜20日 | バンコク | タイ | 18 | 1945 | 14 |
6 | 1970年12月9日〜20日 | バンコク | タイ | 18 | 1802 | 13 |
7 | 1974年9月1日〜15日 | テヘラン | イラン | 25 | 2672 | 16 |
8 | 1978年12月9日〜20日 | バンコク | タイ | 27 | 2876 | 19 |
9 | 1982年11月19日〜12月4日 | ニューデリー | インド | 33 | 4635 | 20 |
10 | 1986年9月20日〜10月5日 | ソウル | 韓国 | 27 | 4786 | 25 |
11 | 1990年9月22日〜10月7日 | 北京 | 中国 | 37 | 6122 | 27 |
12 | 1994年10月2日〜16日 | 広島 | 日本 | 42 | 6828 | 34 |
13 | 1998年12月6日〜20日 | バンコク | タイ | 41 | 9780 | 36 |
14 | 2002年9月29日〜10月14日 | 釜山 | 韓国 | 44 | 9767 | 38 |
15 | 2006年12月1日〜15日 | ドーハ | カタール | 45 | 9520 | 39 |
16 | 2010年11月12日〜27日 | 広州 | 中国 | 44 | 9704 | 42 |
17 | 2014年9月19日〜10月4日 | 仁川 | 韓国 | 45 | 9501 | 36 |
18 | 2018年8月18日〜9月2日 | ジャカルタ | インドネシア | – | – | – |
過去の開催地を見ると、タイのバンコクでの開催が4回と、最も多い。
日本では、東京と広島で各1回づつ開催。
2026年大会は、名古屋での開催が確定している。
過去にもインドネシアでアジア大会開催 その2年後に東京五輪
インドネシアのジャカルタでのアジア大会開催は、今回が初めてではない。
過去の開催地一覧より、1962年8月にも開催されており、今回、実に56年ぶりとなる。
この「56年ぶり」というのは、実は、2年後の東京五輪も「56年ぶり」である。
すなわち、今から56年前の1962年アジア大会から2年後の1964年に東京五輪が開催されたわけである。
1962年のアジア大会での競技・運営面について、1964年の東京五輪への強化・準備に活かされたかどうかは、正直、不明である。
当時と今とを比べると、競技環境、インフラ面等、異なっており、また今では情報通信技術が格段に発達している。
様々な情報が瞬時に入手しやすい現在の環境の恩恵を受け、今大会「前哨戦」を、2020年東京五輪への強化・準備に活かしていってもらいたい。