現在、甲子園球場で、全国高校野球選手権大会が開催されており、連日、球児たちが熱戦を繰り広げている。
今回、100回大会ということで、節目の記念大会であり、全国47都道府県の中で、従来の北海道、東京以外に、千葉、埼玉、神奈川、愛知、大阪、兵庫、福岡からも出場枠が2校あり、計56代表校で実施されている。
夏の高校野球は、ABC朝日放送が中継しており、かつて、各試合終了後に、球児をイメージしたエンディング曲が流れていたが、その楽曲を提供していたのは、シンガーソングライターの西浦達雄である。
西浦達雄の「高校野球をイメージした曲」は、どのようにして生み出されてきたのか?
西浦達雄について
かつて、ピアニストやボーイとして働いていた大阪・北新地のクラブで、朝日放送の番組プロデューサーに見い出されたことをきっかけに、1987年から28年間、ABCテレビ制作による全国高校野球選手権大会中継のエンディングテーマ用に楽曲を提供。
自身の楽曲がエンディングテーマとして定着すると、大会期間中に甲子園球場前でフリーライブを開いている。
夏の高校野球中継エンディングテーマ曲
(Wikipediaより)
大会年度 優勝校 楽曲 第69回(1987年) PL学園(大阪) 手の中の青春 第70回(1988年) 広島商(広島) 第71回(1989年) 帝京(東京) 第72回(1990年) 天理(奈良) 瞬間(とき) 第73回(1991年) 大阪桐蔭(大阪) 第74回(1992年) 西日本短大付(福岡) 第75回(1993年) 育英(兵庫) 第76回(1994年) 佐賀商(佐賀) 第77回(1995年) 帝京(東京) 風の色 第78回(1996年) 松山商(愛媛) 第79回(1997年) 智弁和歌山(和歌山) 第80回(1998年) 横浜(神奈川) 迷わずに 第81回(1999年) 桐生第一(群馬) 第82回(2000年) 智弁和歌山(和歌山) オレたちの純情 第83回(2001年) 日大三(東京) そうだろう・・・ 第84回(2002年) 明徳義塾(高知) 第85回(2003年) 常総学院(茨城) 第86回(2004年) 駒大苫小牧(北海道) 願いの向こうに・・・ 第87回(2005年) 駒大苫小牧(北海道) 第88回(2006年) 早稲田実(東京) 第89回(2007年) 佐賀北(佐賀) やさしさにかわるまで・・・ 第90回(2008年) 大阪桐蔭(大阪) 第91回(2009年) 中京大中京(愛知) はじまりの瞬間・・・ 第92回(2010年) 興南(沖縄) 第93回(2011年) 日大三(東京) 瞬間(とき) 第94回(2012年) 大阪桐蔭(大阪) 大空のしずく 第95回(2013年) 前橋育英(群馬) その瞬間(とき)・・・思いを胸に 第96回(2014年) 大阪桐蔭(大阪)
2014年7月、第96回大会限りで、エンディングテーマ用の楽曲提供を終了することを自身の公式サイトで発表。
そして、今回、100回の記念大会に向け、新曲を披露する為、テレビ出演することを発表。
NEW!朝日放送「おはよう朝日です」への出演が決まりました!
2018年08月09日(木)こんにちは、西浦達雄のマネージャーです!
今年も朝日放送「おはよう朝日です」に西浦が出演させていただくことになりました!
出演日…8月13日(月)第100回全国高校野球選手権大会によせ西浦達雄が新曲を披露します!
タイトルは「絶対、ぼくは忘れない」100年という歴史を積み重ねてきた高校野球に対する思いを現代の球児達、かつて球児だった方の言葉で綴ります。
是非ご覧下さい!
http://www.nishiura.cc/topics09/diary.cgi
「夏」「球児」をイメージした曲
何故、28年間も、高校野球のエンディングテーマ用の曲として提供し続けることができたのか?
それは、曲名を見ると、「青春」「瞬間(とき)」「純情」「願い」「大空」といった言葉が、また、歌詞の中には、「汗」「涙」「君」といった言葉が含まれている。
これらは、西浦達雄の曲からピックアップしたものであり、「夏の戦い」「高校生のドラマ」「仲間との絆」といったものが結び付き、「夏の高校野球」をイメージしやすい、ということで、様々な曲を提供し続けることができたのではないかと思う。
それにしても、28年という歳月は長い。
最初に担当した歌を聴いていた「球児」が、その後、「監督」として甲子園に戻ってくることもある。
選手から監督に変わっても、西浦達雄の曲が甲子園で長く聞き継がれている。
やはり、100回の記念大会まで、曲を提供し続けてもらいたいところであったが、8/13のおはよう朝日で披露してくれる曲「絶対、ぼくは忘れない」が、高校球児に響き渡る曲であって欲しい。
まとめ
シンガーソングライターとして、様々な楽曲を提供し続けている西浦達雄。
熱戦を繰り広げる甲子園の高校球児や高校野球ファンのみならず、様々な人の心に響き渡る曲を提供し続ける姿は素晴らしい。
今後も様々な分野で活躍し続け、いつか、再び、高校球児に響き渡る曲が披露されることを願っております。