先日、全米オープンテニスで優勝し、日本人初の4大会制覇となった大坂なおみ選手。
一方、同じプロテニス選手として活躍し続ける、姉、大坂まり選手。
ハイチ出身でアメリカ人である父親と、北海道出身の日本人である母親との間で、生まれ育った2人について調べてみた。
大坂なおみ選手
(Wikipediaより)
生年月日 1997年10月16日 (2018年9月22日時点で20歳)
出身地 大阪府大阪市
国籍 日本、アメリカ合衆国
利き手 右
バックハンド 両手打ち
大坂まり選手
(Wikipediaより)
生年月日 1996年4月3日 (2018年9月22日時点で22歳)
出身地 大阪府大阪市
国籍 アメリカ合衆国
利き手 右
バックハンド 両手打ち
大坂なおみ選手はどちらを選択するか?
大坂まり選手はもうすでに日本国籍を取得しているのに対し、大坂なおみ選手は二重国籍となっている。
日本の法律上、22歳までに国籍を選択しなければならない。
となると、来年10月に22歳を迎えるまでに選択する必要がある。
これまで、大坂なおみ選手は、日本代表として戦ってきたが、
これまでのアメリカ在住期間が長い
先日の全米オープンで、元世界女王のセリーナ・ウィリアムズを破って「全米覇者」となり、アメリカからラブコールが送られる
ことを考えると、アメリカ国籍を取得する可能性も十分考えられる。
遠征や練習環境のことを考えると、アメリカを拠点とするのがメリットは大きい。
また、大坂なおみ選手は、試合後のインタビューで、日本語をほとんど話さず、英語で話しており、アメリカの文化がしみついているのかもしれない。
大坂なおみ選手自身のTwitterを見てみると、
https://twitter.com/Naomi_Osaka_/status/1040941541953433600
#tourists pic.twitter.com/59b4ZE98C2
— NaomiOsaka大坂なおみ (@Naomi_Osaka_) April 24, 2018
https://twitter.com/Naomi_Osaka_/status/986375758762274817
Tried to be a tourist in #tokyo today. pic.twitter.com/D3mubbokDg
— NaomiOsaka大坂なおみ (@Naomi_Osaka_) May 2, 2017
文面はやはり英語である。
「tourrist」と明記されているのを見ると、「日本」はあくまで「訪問先」と見なしている可能性が考えられる。
しかし、神社を訪れたり、日本の伝統競技である相撲を観戦したりして、日本の伝統文化に積極的に触れようとしており、「日本」に対する愛着心はあるのだろう。
2020年 東京五輪へ向けて
大坂なおみ選手がどちらの国籍を取得するか、わからないが、2020年の東京五輪では、どちらか片方の国籍を取得する必要がある。
これまで日本代表として活躍し続けてきたこと、また姉まり選手も日本国籍であることから、なおみ選手も日本国籍を取得するのが自然な流れかと思われる。
やはり、これまでの言動から、「日本」という国が、好きではないかと感じられる。
謙虚や努力といった、現代の日本で忘れられている心を母に教えられ、日本の昔の心を忘れずにいると思う。
大坂まり選手、大坂なおみ選手、ともに、2020年の東京五輪に出場でき、「日本」での活躍を期待しております。