10月12日、安部首相は、皇太子さま(新天皇)が即位される2019年5月1日を、1年限りの祝日とし、来年の大型連休を10連休とする方針を表明した。
何故、10連休?
祝日法では、「平日の日の前日と翌日が祝日に挟まれている日は、休日とする」とある。
来年の4月下旬から5月上旬の暦は以下の通り。
【2019年】
4月27日(土)
4月28日(日)
4月29日(月) 昭和の日
4月30日(火) (*)
5月1日(水) 皇太子即位の日
5月2日(木) (*)
5月3日(金) 憲法記念日
5月4日(土) みどりの日
5月5日(日) こどもの日
5月6日(月) 振替休日
(*)の日は、前後で挟まれている為、休日となる。
そこで、来年のGWは、4月27日から5月6日まで、10連休であることが確定した。
過去に秋のシルバーウィークで5連休あり
2009年、2015年に、秋のシルバーウィークで5連休があった。
【2009年、2015年】
9月19日(土)
9月20日(日)
9月21日(月) 敬老の日(第三月曜日)
9月22日(火)
9月23日(水) 秋分の日
秋分の日は、太陽の秋分点通過日により、9月22日か23日のいずれかとなる。
秋分の日が、9月22日か23日で、かつ水曜日の場合、その2日前が第三月曜日となり、敬老の日となる。
そこで、その両日に挟まれた火曜日が国民の休日となり、土曜日から水曜日まで5連休となる。
暦の並びにより、2009年と2015年は5連休となった。
次回の5連休は、秋分の日が9月23日となった場合、2026年9月19日~9月23日となる。
カレンダー業界は困惑?
この10月時点での突然の発表に対し、カレンダー業界はどうなのか?
もうすでに、来年のカレンダー・手帳を作成・印刷し、販売している会社は困惑しているそうです。
ただ、カレンダーに貼り付ける祝日用シールを添付して販売する、といった対応策を考えている会社もあるそうです。
2018年4月時点において、全国カレンダー出版協同組合連合会によると、2019年の即位日前後の記載について、業界全体で足並みを合わせると発表。
日玉(4月30日、5月1日)は墨、行事名(退位の日、即位の日)は祝日色(朱色など)、該当行事名の前に祝日色の日の丸(国旗印)を入れることになっている。
ただ、5月2日は平日として記載されることとなり、10連休が正式決定した場合、カレンダーの記載と合わなくなる。
あくまで、この時点では、4月30日(退位の日)、5月1日(即位の日)は、国の行事として明記されていたのであり、国民の祝日ではなかった。
なので、日付は墨色であり、5月2日は普通の平日として明記されていたのである。
ところが、2018年10月になって突然の10連休の発表により、カレンダー業界は困惑したのである。
来年のカレンダーは、早ければ10月に発売されているところもあり、改正できないまま、購入者の手に行き渡ることになる。
まとめ
働き方改革と言われているこの御時世、こういった連休は、英気を養う意味で、非常に重要である。
突然の発表により、困惑されている方もいるかもしれないが、この連休を有意義に過ごしてもらいたい。