フィギュアスケートで今年7月、現役復帰を表明した高橋大輔が、10月7日、近畿選手権で4年ぶりに復帰戦に臨み、ショートプログラムで77.28点を挙げ、1位で発進した。
高橋大輔について
(Wikipediaより)
生年月日 1986年3月16日
出身地 岡山県倉敷市
身長 165cm
体重 60㎏
【これまでの実績】
2006年 トリノ五輪 8位入賞
2010年 バンクーバー五輪 銅メダル
2014年 ソチ五輪 6位入賞
2010年 世界選手権 優勝
2012年 グランプリファイナル 優勝
2008年、2011年 四大陸選手権優勝
2005年-2007年、2009年、2011年 日本選手権優勝
2012年‐2013年 世界フィギュアスケート国別対抗戦連続2回優勝
2014年10月 現役引退
2018年7月 現役復帰
五輪のみならず、様々な世界大会を制してきた実績の持ち主である高橋大輔選手。
ジャンプでは、トリプルアクセル、三回転フリップ、三回転ルッツを得意としていた。
2014年10月に引退してからは、プロスケーターとしてアイスショーに参加し、活動していた。
2015年には語学留学の為に渡米。
2018年7月に4年ぶりの現役復帰を表明。
現在、復帰後初舞台となる近畿選手権に出場している。
現役復帰の理由は?
(高橋大輔公式サイトより)
フィギュアスケート新シーズンが始まる7月1日、競技会への復帰を決断しましたことをご報告させていただきます。
2017年の全日本フィギュアスケート選手権にテレビの仕事でナビゲーターとして立ち合いました。
それぞれの立場、それぞれの目標を持って戦う選手たちの姿を見て感動し、「この緊張感の中で戦いたい、滑りたい」と思うようになりました。
競技会での演技は2014年ソチ五輪が最後、その後、日本で開催された世界選手権には怪我の為、出場が叶いませんでした。
同年10月14日に引退。
それから4年の月日がかかりましたが、本当にスケートに向き合っていきたいと考えるようになりました。
その為には、もう一度自分自身のスケートを取り戻す必要がある、その答えが「現役復帰」でした。
4年間のブランクを取り戻すのは想像以上に難しいと思いますが、もう一度、体をいじめ、鍛え直し、引退前に感じることができなかった「やり切った」と思える演技をしたいと思っています。
そして何よりも応援してくださる皆様の前で演技できることを楽しみにしています。
今後とも応援の程、よろしくお願いいたします。
高橋大輔としては、現役引退後もアイスショーとして参加したり、テレビのナビゲーターの仕事をしたりと、完全にフィギュアスケートから離れず、常に「スケート」と向き合っていたそうです。
また、ソチ五輪後、ケガの影響もあって引退した為、もう一度、リベンジし、やり切ったと思う演技をしてみたいそうですね。
まとめ
フィギュアスケートには、2つの側面がある。
1つは、得点を競い合う「競技」としての側面。
もう1つは、多くの観衆を魅了するという「演技」としての側面。
かつて、トリノ五輪で金メダルを獲得した荒川静香は、「今後は、競技としてではなく、自身の演技力の向上やスケート界を広くサポートしていきたい」、という強い思いがあり、現役を引退してから、プロスケーターの道を歩み、アイスショーに出演し続けた。
高橋大輔の場合、「競技」としてリンクで戦いたい、という思いと同時に、観衆を魅了する「演技」を披露したい、という2つの思いが交錯し、現役復帰を決めたのではないかと思われる。
4年間のフランクを取り戻すのは大変かとは思うが、復帰戦となる近畿選手権で、自分の思い描く「演技」を披露できるよう、心より願っております。