ワールドカップの準決勝が終わり、決勝戦が、フランスとクロアチアとの対戦に決まった。
ここで、これまでの両国の勝ち上がりについて、おさらいする。
フランス
グループリーグ第1戦 〇 2-1(vs オーストラリア)
グループリーグ第2戦 〇 1-0(vs ペルー)
グループリーグ第3戦 △ 0-0(vs デンマーク)
決勝トーナメント1回戦 〇 4-3(vs アルゼンチン)
準々決勝 〇 2-0(vs ウルグアイ)
準決勝 〇 1-0(vs ベルギー)
グループリーグでは、第1,2戦で2連勝で決勝トーナメント進出決定。
決勝トーナメントでは、南米の強豪国を撃破し、準決勝では、堅守速攻が持ち味のベルギーを下し、決勝進出。
クロアチア
グループリーグ第1戦 〇 2-0(vs ナイジェリア)
グループリーグ第2戦 〇 3-0(vs アルゼンチン)
グループリーグ第3戦 〇 2-1(vs アイスランド)
決勝トーナメント1回戦 〇 1-1(延長)(PK 3-2)(vs デンマーク)
準々決勝 〇 2-2(延長)(PK 4-3)(vs ロシア)
準決勝 〇 2-1(延長)(vs イングランド)
強豪ひしめくグループで、グループリーグ3連勝で決勝トーナメント進出決定。
決勝トーナメントでは、3試合とも延長戦を戦い(内2試合はPK戦で決着)、決勝進出。
優勝国の行方は?
両国ともに、堅守速攻型のチームである為、正直、どちらが勝つか、予想は難しい。
ただ、ここまで来れば、これまでの6試合の戦いぶりや、選手の疲労度、等が影響すると思われる。
これまでの6試合の戦いぶりを見ると、フランスは、(アルゼンチンとは接戦を強いられたけれど)それ以外の試合では安定した戦いで勝ち上がってきているのに対し、クロアチアは、グループリーグでは安定した戦いであったが、決勝トーナメントで苦戦を強いられてPK戦でかろうじて勝ち上がっており、3試合連続延長戦による疲労面が心配される。
フランスの方がやや有利と思われるが、個人的には、これまで優勝経験のない、クロアチアに優勝してもらいたい。
今回のワールドカップは、数々の波乱があり、スーパースターを抱えた国が早期敗退となった反面、組織力で勝ち上がっている国も見られた。
最後の最後まで何が起きるかわからないのが、サッカーというスポーツの魅力である。
様々な国が下馬評を覆してきた大会の締めくくりとして、最後、クロアチアが勝利し、世界のサッカー勢力図を変えてもらいたい。