他人と群れること
我々人間は、様々な人と関わり会いながら生きている。
さまざまな人と行動を共にし、互いに学びあい、互いに助け合いながら、人生を楽しんでいる。
しかし、多くの人に囲まれたり、常に人と一緒にいたりすることが、有意義な人生なのか、と問われれば、私は迷うことなく、「No」と答える。
人間は、だれもが「孤独」なのである。
自分と同じ価値観、考え方の人を見つけることなんてできるはずがない。
1000人いれば、1000通りの価値観、考え方がある。
もし、常に人と群れてしまっていたら、どうなるか。
他人の価値観に染まってしまうことがある。
他人と同じ考え方をしてしまうことがある。
自分という存在を見失ってしまうことがある。
周りの空気をよみすぎて、自分がどうしたいのかわからなくなることがある。
時には、他人に振り回されることがある。
時には、他人から、自分の気がのらない御願い事を引き受けさせられることがある。
自分と向き合うこと
一方、「孤独」になると、どうなるか。
自分と向き合うことができる。
自分という存在を大切にすることができる。
自分の価値観、考え方を大切にすることができる。
自分の時間が増える。
自分のお金が増える。
自分の決断に自信が持てる。
自分の道が開ける。
「孤独」になるということは、常に自分と向き合い、自分の責任で、自分の思い通りの人生を形成していくことである。
静かな時間に深く考え、誰の目も気にせずに決断できた時、人は大きく成長するものである。
一方、人と群れることに快感を覚えてしまうと、「集団」に身を委ねた生き方・考え方となる。
特に、自分が社会的弱者であることを認識してしまえば、つい、人と群れたくなってしまう。
例えば、学校や会社で落ちこぼれて社会の弱者となった不良や暴走族であったり、会社での窓際族であったり、等。
自分が弱者であることを認識すれば、虚勢をはって群れるのでなく、その群れから飛び出せばいい。
弱いということは、群れるということである。
強いということは、孤独である。
孤独でいるからこそ、自己を鍛錬し、強くなれる。
孤独でいるからこそ、自分の人生に責任と誇りが持てる。
孤独でいるからこそ、自分の人生が楽しめる。
孤独でいるからこそ、自分の才能が開花できる。
孤独でいるからこそ、感性が磨き澄まされる。
孤独でいるからこそ、真の親友と出会える。
孤独でいるからこそ、仲間を大切にすることができる。
孤独でいるからこそ、自分の道が開ける。
今後も、自分1人でいる時間を楽しみ続け、人生を有意義なものにしていきたい。