7月2日、日本のワールドカップが終焉を迎えた。
グループリーグでは、コロンビアに勝利し、セネガルに引き分け、ポーランドに負け、1勝1分1敗でグループリーグ2位となり、2大会ぶりに決勝トーナメント進出。
しかし、負ければ終わりの決勝トーナメント1回戦のベルギー戦で、後半2点リードしながらの逆転負け。
日本のワールドカップは、惜しくもベスト8に届かず、終わった。
日本代表の躍進の理由
本大会2か月前の監督交代、親善試合での不調等、不安要素はあった。
昨日長谷部選手が出演したテレビ番組によると、大会前に選手だけでのミーテイングを2回しており、互いの選手の思いを共有していたそうである。
また、選手個々に向けると、大会前の世間の厳しい評価・批判に対し、「下馬評を覆したい」「見返してやりたい」という思いは強く、それを口にする選手が多かった。
やはり、
●選手間の互いの思いの共有
●下馬評を覆して勝ち進みたい
ということが、ワールドカップでの日本代表躍進に繋がったのではないかと思う。
日本国内の反応
このワールドカップ日本代表の4試合、日本各地でパブリックビューイングが開かれ、サポーターが各地に集結した。
大会前は、正直なところ、三戦全敗も予想され、期待薄の状況であったが、初戦、コロンビアに勝利したことにより、日本中が歓喜に満ち、グループリーグ突破を期待する声が高まった。
グループリーグ最終戦のポーランドに敗れはしたが、決勝トーナメント進出を決め、日本列島が1つになり、盛り上がった。
そして、後一歩のところで、ベルギーに惜敗したにもかかわらず、日本代表は称賛を浴びた。
一体感とは
今回のワールドカップでの日本代表の「ベスト16」という結果は、選手の活躍はもちろんのこと、監督の采配・マネージメントや、様々なスタッフの方々の支援、また現地に応援に駆け付けたサポーター、等、様々な人々の気持ちが一つになった上で、成し遂げた結果であると言える。
人間である以上、誰でも、「欲」「エゴ」というものが出てくる。
それが、チームの為、日本代表の為に持っているのであれば、何ら問題ない。
ただし、それが、自分個人の為の「欲」「エゴ」であれば、チームとして崩壊していたかもしれないし、今回の結果に繋がらなかったのではないかと思う。
「ワールドカップで勝ち進む」という大きな目標に対し、選手・監督・スタッフ・サポーター等、が「一体感」を持つこと、そして、ロシアから遠く離れた日本国民の熱い思いが届いたからこそ、躍進できたのではないかと思う。
日本のワールドカップは終わった。
次なる戦いに向け、今後も、日本中が一体となり、日本サッカー界が盛り上がることを切に願う。