インドネシア・ジャカルタで開催されているアジア大会、陸上の男子マラソンで、井上大仁(ひろと)選手が、2時間18分22秒で金メダルを獲得。
日本勢の優勝は、1986年ソウル大会の中山竹通以来32年ぶり
井上大仁について
(Wikipediaより)
生年月日 1993年1月6日
出身地 長崎県
身長 165cm
体重 51㎏
大学 山梨学院大学
日本3大駅伝(出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝)に出場
所属 三菱日立パワーシステムズ長崎(MHPS)
実業団対抗駅伝に出場
マラソン全成績
年月 大会 順位 記録 備考 2016年2月 第71回びわ湖毎日マラソン 9位 2時間12分56秒 初マラソン・リオデジャネイロ五輪選考レース 2017年2月 東京マラソン2017 8位 2時間08分22秒 日本人1位・自己記録・世界陸上ロンドン大会選考レース 2017年8月 世界陸上ロンドン大会 26位 2時間16分54秒 日本人3位 2018年2月 東京マラソン2018 5位 2時間06分54秒 日本人2位・自己記録・MGCシリーズ第4弾(2020年東京オリンピック選考会) 2018年8月 2018年アジア競技大会 優勝 2時間18分22秒 マラソン初優勝、同大会男子マラソン競技で日本人の優勝は32年ぶり
箱根駅伝からマラソンランナーへ
山梨学院大学時代、上田誠二監督の下、箱根駅伝に出場。
4年生で3区を任され、区間3位と力走し、山梨学院大学のシード権獲得に貢献した。
その2年後、彼は、マラソンランナーとして、ロンドンの世界陸上の舞台に立った。
しかし、総合順位は26位、また日本人選手のなかでは、川内、中本に次ぐ3番手となった。
井上選手は、山梨学院大学入学時から、「将来はマラソン選手になりたい」というビジョンがあり、箱根の先にマラソンを意識して、日々の練習に取り組んでいたものと思われる。
まとめ
今大会の男子マラソンで、ゴール直前でエルハサン・エルアバシ選手(バーレーン)を振り切り、見事金メダルを獲得した井上大仁選手。
昨年ロンドンでの世界陸上での悔しさを糧にし、インドネシア・ジャカルタの酷暑の環境下、勝たないといけないというプレッシャーを感じつつ、最後まであきらめず、ゴールを目指したからこそ、成し得た快挙ではないだろうか。
これまで、男子マラソンは女子マラソンに比べ、注目度が低かっただけに、今回の快挙は非常に価値あるものだし、2年後の東京五輪での躍進につなげることが出来たのではないかと思われる。
2年後の東京五輪も、今大会同様、酷暑の環境下でのレースが予想される。
井上大仁選手には、今大会での経験を糧に、さらなる飛躍を期待したい。