コントロールできること、できないこと
我々は、日常、様々な人と関わり会いながら生きている。
その中で、コントロールできることと、できないことがある。
コントロールできること・・・自分の言動、自分の思考、自分の感情、等
コントロールできないこと・・・他人の言動、他人の思考、他人の感情、等
ここで、重要なのは、「コントロールできること」に焦点をあてることである。
自分の言動、自己鍛錬、自己投資、自己啓発、等については、自分の責任の範疇でできることであり、自分の心がけ次第で様々な成果を生み出すことができる。
また、時には失敗や、大きな壁にぶち当たることもあるが、自分自身が納得した上で行っていることであれば、その結果に対しても自分自身納得いくはずである。
「コントロールできること」に焦点をあてることは、自分自身が納得した人生を歩むうえで、非常に重要である。
しかし、人間は時として、コントロールできないことに対してまでも、何とかコントロールしようとしてしまいがちである。
例えば、
職場で自分の部下が言うとおりに動いてくれない
家庭で自分の子供が言うことを聞かない
自分以外の誰かがとる行動に対し、腹を立てたりストレスに感じたりすることは、自分がコントロールできないことを何とかしようと奮起してしまうからであり、「コントロールできること」と「コントロールできないこと」の区別ができていないからである。
確かに、上下関係、師弟関係があれば、指示したり、意見を述べたりすることはいくらでもできる。
しかし、最終的に「その人の行動」を決めるのは「その人」であって、指示した人や意見を述べた人ではない。
ストレスフリーに生きるには
そこで、目を向けるべきことは何か、それは
「他人の言動」ではなく、「自分の言動」
「他人の思考」ではなく、「自分の思考」
「他人の感情」ではなく、「自分の感情」
他人が自分の言う通りに動いてくれない場合、コントロールできない他人の行動に焦点をあてるのではなく、自分の言動が他人にどう影響をおよぼすか、という点に焦点をあてることが、ストレスフリーになる為に重要である。
何か問題が生じた時、他人に責任を求めることは単純であるが、そこからは何も生まれないし、何の問題解決にも繋がらない。
一方、自分にできることに目をむけることは、問題解決にもつながりやすく、他人への行動変容を促しやすくなる。
なお、「他人を変える」ことと「他人への行動変容を促す」ということは、似て非なるものである。
それは、「他人」にフォーカスするか、「自分」にフォーカスするか、の違いである。
「他人と過去は変えられない。変えられるのは自分と未来だけ」
今後、ストレスフリーな人生を歩めるようにしていきたい。